機械式時計講座 (小牧昭一郎)
著者:小牧昭一郎
日本時計研究会・技術顧問
1934年生まれ。
東京大学工学部応用物理学科計測工学専修卒業。
1958年第二精工舎入社。
主として時計の設計、研究に従事、機械時計の研究領域ではスイス天文台コンクールへのコンクール時計の提出を担当。
クォーツの開発では研究開発・設計部長などを歴任。
2010年日本時計学会より、当該年度に提出した論文「ひげぜんまいの重心移動の理論と実際ー内端カーブの効果の最適化」で青木賞を受賞した。
JWCレビュー
時計の理論に関して、実際のデータと数式で解説された時計理論解説本。
スイス天文台コンクールのコンクール時計を実際に設計された小牧氏が書かれた、時計精度への様々なアプローチがリアルに解説されています。
精度へのアプローチがこんなにあるのだと、その奥深さに改めて魅了されます。
個人的には刻音による不具合の解説を興味深く読ませていただきました。
時計の理論、設計に興味がある方におすすめ。