- 車好きのための時計ってある?
- 男心をくすぐる一品をみつけたい。
- 憧れのスーパーカーがある。
こんな方に、おすすめの本格派機械式時計を、現役時計修理師が忖度なしにご紹介。
【モータースポーツ×機械式時計】絶妙コラボレーション 5 選
時計が腕に身に着けられるようになって、早100年以上。
いつしか時計は、時間を見るだけではなく、時間を測るものへと、その活躍の幅を広げてきました。
当初は、距離を測定するためだったり、鉄道に発着を正確にするものだったり。。。
レースや、スポーツ競技にも必須なものとなりました。
モータースポーツ、カーレースとの相性も抜群で、密接な関係を気付いてきた時計とスポーツカー。
男の高い買い物ランキングでも常に時計と車は上位にランクインしていますね。
今回ご紹介するのようなコラボレーションが生まれるのも必然だったのかもしれません。
今回は、スポーツカーファンの視線をくぎ付けにする、絶妙コラボレーションモデルをご紹介します。
付録では、スポーツカーとのコラボではないものの、モータースポーツや車との粋なコラボレーションをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
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1. メルセデスAMG × IWC
2. ランボルギーニ × ロジェデュブイ
2024年に、FIA世界耐久選手権(ハイパーカークラス)と IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(GTPクラス)に参戦中のランボルギーニ。
そんなランボルギーニ、初のハイブリッドレーシングプロトタイプ SC63、インスパイアされたモデルがこちら。
ベゼルには、優れた耐傷性を誇るセラミックを備え、ケースには軽量カーボンを使用。
ダイヤルの「Y」字型バーには、夜間でも高い視認性を保つスーパールミノバが施され、ル・マンの夜間レースで闇を切り裂く SC63 のヘッドライトを彷彿させます。
ムーブメントは、12°傾斜したテンプが搭載された、最新鋭キャリバー RD780、フライバック機能付きクロノグラフ。
コラムホイールがダイヤル側から覗け、作動方式には垂直クラッチを採用、さらに2つの特許取得の新規機構(※)を盛り込んだ、まさに最新鋭ムーブメントです。
ストラップは、ブランドのシグネチャーカラー、「ヴェルデ・マンティス」で彩られ、内側に軋んだ独特のパターンがタイヤ痕を想起させます。
※セカンドブレーキシステム (SBS)
クロノグラフ秒針の揺らぎを大幅に軽減し、さらなる安定性をもたらすブレーキシステム。
※120°回転式ミニッツカウンター (RMC)
3時位置に配されたミニッツカウンターは、回転する三連針上の数字で10の位、三連針が指し示すダイヤル上の数字で1の位を1分毎に表す。
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3. ポルシェ × タグホイヤー
ポルシェ911 カレラ RS 2.7 の50周年を記念を祝し、大胆なシグネチャーデザインでアレンジされたのがこちら。
ホワイト オパーリンのダイヤル、シグネチャーカラーのストライプとカレラのロゴが、「ナナサンカレラ」で親しまれたRS 2.7を思い出させます。
自動巻きローターは、ステアリングホイールを彷彿されるデザインで、ポルシェ、タグホイヤー両ブランドのロゴがあしらわれています。
ムーブメントは、Cal. ホイヤー02、自動巻きクロノグラフ。
9時位置に時間積算、3時位置に分積算、6時位置に秒針と日付表示を装備し、機能性も十分。
Hリンクのブレスレットに付け替えられるのもうれしいところ。
4. アストンマーチン × ジラールペルゴ
2021 年から、公式パートナーとなったアストンマーティンとジラール・ペルゴ。
両社とも、デザインの一貫性が重要であることを理解しながら、同時に進化を追求しているという点で共通しており、自動車業界では軽量化のために余分な材料を削ることにヒントを得て、美しさとエンジニアリングを見事に融合させたというモデルがこちら。
ジラールペルゴの中でも長い歴史を誇る「ブリッジ」コレクションが、新しい解釈を吹き込んで生まれ変わりました。
従来型の文字盤を排し、ムーブメントを逆さにすることで、6時位置のテンプ、9-11時位置のマイクロローター、1-3時位置の香箱を伝統の美しいシンメトリックでデザインされています。
バッククリスタルには、アストンマーティンのロゴが浮かび上がります。
そして、コレクションのシンボルであるブリッジは、「アストンマーティングリーン」で仕上げられ、両社の伝統が見事に融合しています。
5. マクラーレン × リシャールミル
時計 | 「Automatic Winding Tourbillon McLaren Speedtail」Ref. RM 40-01 |
素材 | カーボンTPT (ベゼル・ケースバック : グレード5チタン) |
サイズ | 48.25 × 41.80 × 14.15 mm |
防水性能 | 50m |
ムーブメント | 自動巻き Cal. CRMT4 |
パワーリザーブ | 約50時間 |
特徴・機能 | ファンクションセレクター |
オーバーサイズデイト表示 | |
可変慣性フリースプラングテンプトゥールビヨン | |
パワーリザーブ表示 | |
可変慣性モーメントローター | |
参考価格 | お問い合わせ |
車 | McLAREN SPEEDTAIL |
馬力 | 1,070PS(787kW) |
最高時速 | 403km/h |
総重量 | 1,540kg(乾燥重量1,430kg) |
参考価格 | 175万ポンド(約2億5200万円) |
リシャールミルは RM 11-03を皮切りに、マクラーレン・オートモーティブとの共同デザインモデルがリリースされてきました。
このモデルはアイコニックなマクラーレンスピードテールに捧げたオマージュです。
”自然界に存在するフォルムからインスピレーションを受け、空力学的に最も効率的なティアドロップ形フォルムのスピードテール”のデザインを見事に表現。
ベゼルとケースバックにはグレード5チタンを、ミドルケースにはカーボンTPTを使用。
この外装の開発には、5つの試作品と2,800時間もの開発期間が費やされたとの事。
妥協のないデザインや素材、仕上げからも、両社の開発に取り組む姿勢と情熱が伺えます。
ムーブメントは、Cal. CRMT4 自動巻きトゥールビヨン。
パワーリザーブ表示、オーバーサイズデイト、ファンクションセレクターを備え、ムーブメントの主要部品にグレード5チタンを採用しています。
このファンクションセレクターは、車のギアチェンジさながらに、N(ニュートラル)、W(巻き上げ)、H(時刻合わせ)を切替。
さらにさらに自動巻きローターは、可変慣性モーメントローターとすることで、ユーザーの使用環境に合わせて巻上効率を調整できるという画期的なもの。
機能性だけでなく、遊び心も備わる、男心くすぐるタイムピースです。
付録1. ピレリ × ロジェデュブイ
世界トップのモータースポーツ コンペティションに使われるプレミアム タイヤの唯一のサプライヤー である「ピレリ」と「ロジェ・デュブイ」のコラボレーションがここに実現。
ストラップに、世界最高峰のモータースポーツで優勝を勝ち取った実際のタイヤラバーを使用するという大胆な試みに、否が応でも興味を惹かれます。
しかも、こちらはピレリのカラーコードを使用しており、時計との見事なマッチングが楽しめます。
7時位置に、60秒で 1回転のフライング トゥールビヨン搭載。
9時~10時位置のパワーリザーブ表示も、車の燃料ゲージのようでそそられます。
付録2. メルセデスAMG × IWC
上記でも紹介した IWCとメルセデスAMGとのコラボレーションですが、こちらはパートナーシップ 20周年を記念した特別モデル。
ケースに18K Armor Goldを採用し、ブラックの文字盤にはエンボス加工が施されています。
一方、メルセデスAMG G 63 Grand Editionはマグノナイトブラックの外装色をベースにゴールドペイントが随所に施されており、双方の高級感を引き立てます。
ケースバックから覗くメルセデス・スターが、Gクラスの背面に取り付けられたスペアホイールカバーを思わせ、ファンにはたまらないポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
車好き、モータースポーツファンも、時計ファンも楽しめる時計達でした。
ぜひこの機会に、愛車と時計のコーディネートを考えてみてはいかがでしょう。
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